もう、お前しか愛せない
潤さんは結婚するって言ってたし…

やっぱり幼なじみ同士って難しいのか?


そんなことを思っていると、電話が鳴った。


「卓志ー、潤くんからよー」

「はっ?潤さん?」



俺は慌てて電話に出る。

「もしもし?」

『おー、卓志?』

「はい、あっ、結婚おめでとうございます」

『ははっ、サンキュー』



一瞬沈黙が訪れ、いつになく真剣な声で潤さんが喋りだした。



『いきなりだけど卓志、お前に絢を任せたいんだ』

「…へ?絢を…俺に?」

『あぁ、今から公園にこれるか?いつもの…』

「はい、今から行きます」


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