もう、お前しか愛せない
◆卒業◆
―運命の卒業式―
昨日、あれだけ泣いたのに、私の涙は枯れてなくて…
再び号泣。
泣くたびに、愛莉や卓ちゃんが励ましてくれたけど、やっぱ無理。
笑顔で卒業できるわけないじゃん!!
「絢~…泣かないでよぉ~」
そういう愛莉もかなり泣いている。
私は愛莉と手を取り合って大泣きした。
「ったく、女子はだらしねーな」
「卓ちゃんは何でなかないのぉ~…」
「男子はつえーんだよ」
もう、何、強がってんの!
泣いちゃえばいいのにぃ…卓ちゃんだって、若干涙目じゃん!
そんなことを思っているとき、卓ちゃんが2年の女子の後輩に呼ばれた。
「大宮先輩!」
「ん?」
昨日、あれだけ泣いたのに、私の涙は枯れてなくて…
再び号泣。
泣くたびに、愛莉や卓ちゃんが励ましてくれたけど、やっぱ無理。
笑顔で卒業できるわけないじゃん!!
「絢~…泣かないでよぉ~」
そういう愛莉もかなり泣いている。
私は愛莉と手を取り合って大泣きした。
「ったく、女子はだらしねーな」
「卓ちゃんは何でなかないのぉ~…」
「男子はつえーんだよ」
もう、何、強がってんの!
泣いちゃえばいいのにぃ…卓ちゃんだって、若干涙目じゃん!
そんなことを思っているとき、卓ちゃんが2年の女子の後輩に呼ばれた。
「大宮先輩!」
「ん?」