もう、お前しか愛せない
「写真とりますよー」

先生に言われ、集合写真を撮る。

「はいっ、チーズ」


私はそのときだけ、泣き止んで、満面の笑みで、最高の写真を撮ることができた。


――

――――

「はい、これみんなに」

「手紙?」


「昨日、絢、一生懸命書いてたんだぞ?」

「絢っ!ありがとう!大好き!」



愛莉に抱きつかれる、嬉しくてまたうるうるきてしまう。

そして、隆平くんにも私の大好きになった笑顔で、


「ありがとう」


と言われた。…静かな校門前。

私達は、近くの先生に頼んで、4人で写真を撮ってもらった。


「はい、チーズ」

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