もう、お前しか愛せない
―声が出なかった。

あまりにも唐突で、いきなりすぎて…

でも、嬉しすぎて…涙が溢れてきた。



「ほんとに?」

「あぁ、今すぐにじゃなくて…大学出てから」

「いいの?私で?」

「あぁ、絢じゃないとダメ」

「…なんで?」




「絢しか愛せないから」





…そう言って照れる卓ちゃん。

こんな幸せってあるのでしょうか?


神様、ありがとうございます。

私、卓ちゃんにプロポーズされました。


大好きな…卓ちゃんに。

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