もう、お前しか愛せない
「…笑わせんな」

「えっ、卓ちゃんなんか言った?」

「えっ?別に?」

「そぉ?ジュースとってくるね」


そう言って駆け足で部屋を出て行った。

…隆平のことが頭から離れなくなった。



もし…もしも隆平が告白したら?

絢は迷わずOKするよな。



いや、でも。

また、罰ゲームだとか思ってOKしないかも。

いやいや、でも。

隆平がそこんとこ説得して…うわ。俺、何考えまくってんだよ。



「ダサッ…」


告白も出来ない自分がダサく思えてきた。

やっぱ応援するしかねぇのか?


帰るときに愛莉に言われた。

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