もう、お前しか愛せない
「絢が好き。卓志の幼なじみでずっとバスケ見にきてたろ?」

「うん///」

「そのときから、名前も知らなかったのに気になってた」



私は嬉しかった。

…あれ?てことは…私より先に隆平くんの方が私に恋してた?!



いや、そんなわけないよね。

でも…ん?あれ?


「そうだよ。俺のほうが先に好きだったよ」

「なっ、何でわかっ…」

「顔見れば大体わかる」



その爽やかな笑顔にまたときめく。

あぁ、私はやっぱり彼が好き。大好きだなぁ…



「俺が矢吹に別れを切り出したのは、絢に恋したから」

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