もう、お前しか愛せない
◇Two Love◇
◆ライバル登場?!◆
「ねぇ、佐久間さん」
ある日のこと。
いつものように、愛莉とお昼を食べていると、矢吹さんが一人で私の元へ来た。
「話あるんだけど…」
「絢はアンタに話すことなんて何も無いと思うわ」
「…高橋さんは黙って」
「愛莉、いいよ。私、行ってくる」
心配する愛莉をおいて、私は矢吹さんについていった。
人気のない、体育館裏…と思いきや、図書室。
「隆平の彼女でしょ?」
「はい」
「隆平はアタシがすっごい好きだった」
「え…?」
「って思いたかっただけ」
―矢吹さん?
「アタシは諦めない。隆平を。でも…卑怯な手は使わないって約束する」
ある日のこと。
いつものように、愛莉とお昼を食べていると、矢吹さんが一人で私の元へ来た。
「話あるんだけど…」
「絢はアンタに話すことなんて何も無いと思うわ」
「…高橋さんは黙って」
「愛莉、いいよ。私、行ってくる」
心配する愛莉をおいて、私は矢吹さんについていった。
人気のない、体育館裏…と思いきや、図書室。
「隆平の彼女でしょ?」
「はい」
「隆平はアタシがすっごい好きだった」
「え…?」
「って思いたかっただけ」
―矢吹さん?
「アタシは諦めない。隆平を。でも…卑怯な手は使わないって約束する」