もう、お前しか愛せない
「絢、卓志と話してないね?どうしたの?」

「わかんない…」


愛莉は少しあきれた表情を浮かべ、職員室へと向かう。

先生方に事情を話したけれど、証拠もないのに疑うのはおかしいの一言。


警察気取りでよくわかんない。



先生ってこういうときに、なぁんもしてくれない。

ほんとにヒドイ…



「よし、自分達で犯人探すわよ」

「へっ?!」

「アタシが許すと思ってんの?」

「思ってません...」


愛莉はこうなると、止められない。

あぁ…どうなちゃうの?


そして、しばらく矢吹さんを見張ることに。

でも、証拠どころか怪しい動作さえしていない。


やっぱり矢吹さんは犯人じゃない…?

< 63 / 213 >

この作品をシェア

pagetop