もう、お前しか愛せない
家に入ろうとすると、ふと視線を感じた。

隆平くんが歩いていったのと逆方向…


見ても誰もいない。

気のせい…?


でも、それは気のせいなんかじゃなかったのかも知れない…



その日から。

すごく視線を感じる。

そして、パシャッとシャッター音もたびたび聞こえる。




「盗撮ぅっ?!」

「アタシ、そんなことなかったよ?」



最近は愛莉だけじゃなくて、矢吹さっ…じゃなかった。麗子も一緒♪


「別の誰かじゃなないの?」

「例えば…?」

「あの人。秋川さんじゃない?」

「りっ、律ちゃん?!」


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