もう、お前しか愛せない
「あっ、予鈴!早く教室行こう!」

「じゃあ、帰りにまた話そう?」

「うん!愛莉大好きっ!」

「アタシもだよっ♪」



―放課後―


私は一人で教室に残っていた。

というか…残されていた。


「先生の鬼ー!!!!!」

「佐久間がいけない、課題を忘れた罰だ」



私は今日までの課題を家に忘れてきたので、罰として反省文を書かされている。

しかも5枚も!作文が苦手な私にとっては、地獄…


「大丈夫、もう一人来るはずだから」

「そんなこと言ったってぇ~…」



誰か来ても危機的状況には変わりないよ!!

半泣き状態でいると、教室の扉が開いた。

< 8 / 213 >

この作品をシェア

pagetop