もう、お前しか愛せない

◆戻れない◆

―目が覚めると。

手に温かい温もりを感じた。


見ると、え…?

「卓ちゃん…?」


その声で目が覚めたのか、卓ちゃんも起き上がった。


「絢!目覚めた?」

「うん…それより、そのっ…手///」

「へっ?うわっ!ゴメン///」


手を繋ぎながらも守ってくれたのかなぁ?

優しいね、卓ちゃんは…


「絢」

「ん?」

「…隆平のコト、どうすんの?」

「…っえ?」

「別れんの?」


卓ちゃんがそんなこと言うなんて…

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