もう、お前しか愛せない
振られるに決まってんだから…

唇を今だ話そうとしない俺の胸を、絢はどんどんと叩いてくる。



小さな抵抗は無駄なのに。

でも、まぁ、そろそろ息がもたないだろう。

俺は仕方なく唇を離した。



絢の息はすっかり上がりきっていて、もう話せる状況なんかじゃない。


肩で息をしていて、涙目。

うっわぁ~ヤバッ。


今、気づいたけど。ここは保健室のベッドの上。

すっげぇエロい設定じゃん?



「卓ちゃん…キス…なんで?」

「何で?キスしちゃ悪い?てか、わかってんだろ?」

「何が?」

「…え?マジでわかんないの?」


はぁ?ココまできてもわかんないの?

絢…天然。でも、可愛すぎ///
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