*powder snow ~空に舞う花~*



「歳??…海斗と同い年だけど」

「…へ?」

なに言ってんの?って、キョトンとした顔してる千雪に

鳩が豆鉄砲くらったかのように口をポカンとあけたオレ。




同い年…??
絶対、年下だと思ってた。ってか、こんな童顔…初めて見た。。
どこからどう見たって同い年には…


「絶対見えねー…」
「失礼っ!!」


パシンッと…軽い良い音を立てた。

千雪の両手でオレの両頬が挟まれた。



「…ごむぇん(ごめん)」

頬を挟まれてて、うまく喋れないっての。



「今日の質問タイム、おしまいね」



頬の手を離して、べぇとイジワルく舌を出してガキみたいに笑うから…
心臓が大きく跳ねた。



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