*powder snow ~空に舞う花~*



それでも…

「着いたぁぁ~…」

さすがに、疲れたぁー。




千雪の家はもう目の前。
コンビニの前に自転車とめて、ジーンズから携帯電話を取り出した。


『大丈夫か??
前のコンビニにいる。』

千雪にメールだけ打って、とりあえず水分補給するために飲み物コーナーへ。

炭酸に手を伸ばした…けど、やっぱりスポーツドリンクにした。



また後ろから突き押されたら、たまったもんじゃない。 本当に鼻いてぇんだぞ。。





煌々と電気がついているコンビニ前で待っていると、千雪が小走りに近づいてくるのが見えた。


「走んないでいいっつーの」


恋は盲目。

初めて意味がわかった。


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