*powder snow ~空に舞う花~*


目が合わせられなくて背中向けたら

クスッと笑った声がした。


「…なんだよ?」


これでも真剣に謝ってんだぞ?



「確かにビックリしたけど…

…嬉しかったよ?」



頬を赤らめさせて笑う顔チラッと見たら…


ヤバいだろ。
理性ってもん、保つのも必死。



繋いだ手に少し力をこめた。



「あー、のさ、
バレちまったもんは隠さなくても
オレ的には問題ないんだけど??」




< 240 / 372 >

この作品をシェア

pagetop