*powder snow ~空に舞う花~*
バタンッと大きな音を立てて自分の部屋のドアをしめた。
疲れた……。
ココロもカラダも。
ただ、それだけ。
寝転んだ布団の温かさが気持ちいい。
――オレは
兄貴みたいにはなれない…
電話で話してた会話がいつの間にかズレてたなんて…とんだ笑い話だな
勘違いかよ。
オレも…
アイツも……。。
言い訳くらい…聞いてやっても良かったかな…。
少しだけだぞ…少しだけ。。
でも、やっぱりムリっぽい。
だってオレ、明日の朝目が覚めたら忘れていたいんだ。
千雪の全てを…――