逢いたい…。【実話】
‡十章‡

月夜の明かり。


部屋の中が蒼白い。



『おっ見てごらん!

海の中〜綺麗だな~?』


テレビに海中の映像が

流れた。


《うわぁ~〜

水族館みたい〜〜》



あたしは夏の汚い海しか

知らなかった。



『TABAちゃん〜

海潜った事ない?』


《あ〜ないない!》


『そっかぁ〜海の中って

凄いよ!目の前を絵の具

みたいにいろんな色の魚

が横切るんだぞ〜』



TUNの眼がキラキラ輝

いている。



《うわぁ〜〜あたしも見

てみたいな!!》



話を聞いてるだけで

海の中に吸い込まれて

いくようだ。



TUNと一緒に感動した

い!




【もっと…もっと

TUNに…近づきたいょ

…キュン…】






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