逢いたい…。【実話】

告白

助手席のドアが重く

感じる。


『乗って…』



【ズキッ!!

それだけ…なの……?】



無言のふたりを乗せて車

が走り出す。



【なんで…?

何も言わない…の…?】



息が詰まる―――



20分くらいでイタリア

ンのお店に着いた。



【あれっ?…この店

前に…雪に連れて来て

もらった…ょ……?】



パスタが美味しかった

店だ。


『ここでいい?』


冷めた声だ。


《あ…うん…》



【偶然?TUNは前から

この店知ってた…?

それとも………】



頭の中が不安だらけに

なる。




暗闇の海の中…何かが動

き回り始めた――――






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