逢いたい…。【実話】
高速道路を走り続ける。


《TUN!!止めて!!

危ないょ!》


ほとんどブレーキを使っ

ていない!!



【あぁ…死んじゃうょ…

怖い……ょ…ドクン】



TUNは何かに操られて

いる人形のように前を見

たきりだ。



心臓が震える…


身体が固まる…



《TUN!!やめて!

お願い!もう…やめて…

もう…お願い…ぅぅっ》



涙が溢れ出した。



ハンドルを握っている

TUNの手を握りしめて

いた。



キ〜キキキキィ〜〜


急ブレーキの音。




高速の真ん中で車は

止まった――――






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