逢いたい…。【実話】
‡十五章‡

結果

今日もTUNにお弁当を

届けた。


でも今日は空のお弁当箱

だけが包まれていた。



【…ズキン……】



期待していた手紙がなく

寂しかった。


TUNからの電話もない




ポストに夕刊を取りに

行くと試験の結果が

きていた!



【どうか…

受かってますように…】



TUNがくれたお守りを

握りしめて開封した。



【あっ………】



そこには不合格の文字。



【ダメだった…ょ…TUN】



TUNが応援してくれた

のに。



TUNが迎えに来てくれ

たのに。



TUNと仕事帰りに

デートしたかったのに。




全てが崩れていく―――






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