逢いたい…。【実話】
‡十六章‡

空白

お弁当を届けなくなって

2日―――



【…TUN…どうして…】



震える携帯を見つめる。



【声が聞きたい…優しい

声を聞かせて…ズキッ】



TUNはもう別れるつも

りなのだろうか?



【このまま…自然消滅…

そんなのイヤだょ…

TUNの…気持ちが知り

たい……ょ……】



携帯を握った!!


ピッ……ピッ……ピッ…


TUNの携帯番号を押す

手が震える。



ピッ…………ピッ…!



ブルルルル~~~



【え??】



着信だ!!



《……もしもし…》


『櫻井だけど!』




【えっ?…ドキッ!!TUN…

キュン…ぁぁ…声聞けたょ】






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