逢いたい…。【実話】

白銀

街がイルミネーションで

輝いている。



「ね~冬休みスノボ行か

ない?みんなで~」


雛の提案にみんな即決

した。


『泊まりで行きたいな』


TUNがあたしの顔を見

る。


《あ…雛と一緒なら大丈

夫かも?聞いてみる…》



白銀のゲレンデにふたり

で立ちたい。


眩しい白光を浴びたい。



『さっきはみんな居たか

ら言えなかったけど

クリスマスふたりきりで

逢いたい…』



【キュン……クリスマス】



《出逢って初めての

クリスマスだね…》


『あ~そうだよ!

TABASA…逢える

よな?』



【ドキッ…どうしょ……】



毎年クリスマスイブには

家族でパーティーをする

のが決まりだ。




初めてのイブ――――



TUNに逢いたい…。





< 219 / 410 >

この作品をシェア

pagetop