逢いたい…。【実話】
チリンチリン~鈴の音。
ジャラジャラ~鍵の音。
わざと音を出しているよ
うに感じる。
【TUN…そこにいても
あたし出れないよ…ズキン
待ってても…このドアは
開けられないょ…グスッ】
すぐそこにいるのに…
その温もりを感じる事が
出来ない。
「何してんだよ?」
【ギクッ!!】
パパに玄関にうずくまる
姿を見られた。
「まさか?俺が寝てから
遊びに行く気か?」
《そんな…事はない…》
鈴の音が聞こえないよう
に祈った。
「とっとと寝ろよ!」
ピタッと音がしなく
なった。
もしかして?
今の声が聞こえて帰った
のかもしれない――――
ジャラジャラ~鍵の音。
わざと音を出しているよ
うに感じる。
【TUN…そこにいても
あたし出れないよ…ズキン
待ってても…このドアは
開けられないょ…グスッ】
すぐそこにいるのに…
その温もりを感じる事が
出来ない。
「何してんだよ?」
【ギクッ!!】
パパに玄関にうずくまる
姿を見られた。
「まさか?俺が寝てから
遊びに行く気か?」
《そんな…事はない…》
鈴の音が聞こえないよう
に祈った。
「とっとと寝ろよ!」
ピタッと音がしなく
なった。
もしかして?
今の声が聞こえて帰った
のかもしれない――――