逢いたい…。【実話】
‡二十三章‡
地獄
雛といつ電話を切ったの
だろうか?
気がついたらパパが帰宅
していた。
「あ~
明日で仕事終わりだ!」
【ビクッ…アシタ…
忘れてた……ょ…】
「ん?
なんか体調悪そうだな?」
パパが近寄ってきた。
【ビクン…】
《そんなこと…ナイ…》
【お願い……あっちに
行って…ズキズキ】
[ママぁ~?おねつ?]
チビ太の小さな手が
あたしの額に触れた。
【キュン!!ぁぁ…チビ太…
あたたかい…ょ…
ありがとう…グスッ】
[マァマ~~
おなかいたいの?]
《ううん…グスッ…
だいじょうぶょ…》
[マァマ……]
“ギュッ”
チビ太の小さな小さな胸
に抱かれた。
《チビ太ぁ……ヒック…
ごめんね…ママだめだね
…ゴメンネ…ゴメンネ…》
あたし生きてるね……。
隣で寝ているチビ太の寝
息が聞こえてきた。
再び地獄に突き落とされ
ていくようだ――――
だろうか?
気がついたらパパが帰宅
していた。
「あ~
明日で仕事終わりだ!」
【ビクッ…アシタ…
忘れてた……ょ…】
「ん?
なんか体調悪そうだな?」
パパが近寄ってきた。
【ビクン…】
《そんなこと…ナイ…》
【お願い……あっちに
行って…ズキズキ】
[ママぁ~?おねつ?]
チビ太の小さな手が
あたしの額に触れた。
【キュン!!ぁぁ…チビ太…
あたたかい…ょ…
ありがとう…グスッ】
[マァマ~~
おなかいたいの?]
《ううん…グスッ…
だいじょうぶょ…》
[マァマ……]
“ギュッ”
チビ太の小さな小さな胸
に抱かれた。
《チビ太ぁ……ヒック…
ごめんね…ママだめだね
…ゴメンネ…ゴメンネ…》
あたし生きてるね……。
隣で寝ているチビ太の寝
息が聞こえてきた。
再び地獄に突き落とされ
ていくようだ――――