逢いたい…。【実話】
何度も何度も振り返りな

がら家に帰った。



《……ただいま》


「遅いぞ?!ん?買い物

はどうしたんだよ!!」



【ギクッ!

忘れちゃった…ビクビク】



「1時間以上も何してた

んだよ?!」


《えっ…あの……みんな

売り切れて…た…》


あり得ない言い訳だ。


「はぁ?!店に何にも無

い訳ねーだろ!!また何

隠してんだよ?!」


パパの鋭い言葉を逃れら

れない。



【どうしたらいいの…

ビクン……TUN…助けて

あたし…モウ…耐えられな

い…ょ…ぉ…シクシク】




TUNに逢えない分だけ

あたしの心が弱くなって

くようだ――――




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