逢いたい…｡【実話】

炎

｢車のイタズラはこいつだ

ろ？！やられる覚えない

のかよ！｣



【ズキッ…ぁ…】



《クリスマスに…逢えな

くて……そしたら…次の

日に…ｽﾞｷﾝ》


｢クリスマスも会おうとし

てたのか？！！確かお前

出かけたよな？｣


《ｳﾝ…出かけた…だけど

約束の時間に来なかった

の……雪と…ｽﾞｷﾝ》



あんな日を

思い出したくなかった。



｢雪ちゃんとも付き合って

んのか？なんだかわかん

ねーけど…そんな奴のと

ころに…お前は行くつも

りなのか？！｣



【ｷﾞｸｯ……あたしだって

ＴＵＮに裏切られてるの

に…ｽﾞｷﾝ……なんで行き

たいと思ったのか分から

ない…ょ…】



ＴＵＮの全てを愛してい

たのだろう｡



《あたし…よく分からな

いけど…ずっと彼と離れ

たくなかった…ｷｭﾝ

だけどパパが帰って来て

行けなくなったらチビ太

の事…ｽﾞｷﾝ……いなくな

ればいいって…ｸﾞｽﾝ》



ＴＵＮが

雪とエッチをしようが…



ＴＵＮが

犯罪を犯そうが…



あたしは

ＴＵＮの全てを愛せる…




だけど

チビ太は別だ――――