恋日記- 初恋

出会い

「ねぇ、唯ってば。」
隣で私を呼ぶ声がする。
「何？愛。」
「もお～。まったく唯ったら。」
このうるさい子は,私の親友の北上愛。
小さい頃からずっと同じで、ずっと仲良しの子。
顔は可愛いというよりは美人で、体型は背が高くモデル並にスラっとしている。
髪の毛は、明るい茶色にストレートで肩ぐらいまでの長さがある。
愛は小さい頃から男の子に人気があって、告白なんて、しょっちゅうされてる。

それに比べ、私,椿唯は、背は150しかないチビ。
顔は幼い子のような顔つきをしていて、目がまん丸。
髪の毛は、茶色に髪を巻いてるだけ。
私は告白は自分からもしないし、告白はあまりされない。


そんな私たちは今、高校１年生になったばかり。
んで、今クラス発表を愛と見にいってるところ。

「唯～、ウチらまた一緒!!１-Dだってさ、」
!!!?　またぁ～?!!
私たち、幼稚園から今日までバラバラのクラスになったことはないの。
いつもいつも一緒のクラスだった。
別に嫌ってわけじゃないし、逆に嬉しいけど、
１回くらい別のクラスになりたいって私は思ってる。