放課後プリンセス
もしかしたらアタシの声は、泣いていたから
よっちゃんも…気を使ったのかもしれない。
『やっぱりさ、舞花はちゃんと生徒会長とやらにハッキリ言わなきゃだめだよ!それじゃあまた、遠くなるよ?もう戻れないよ?』
…そんなこと、自分でもわかってる
「わかってる、けど…一哉がまたアタシを受け入れてくれると…思えない」
よっちゃんは一息ついて続けた。
『ダメもとでもやってみなよ!やる前からそんなこと言ってちゃ、アタシが嫌だからさ…』
声がだんだん小さくなっていくことを感じた。