放課後プリンセス






よっちゃんは突然叫んだ。






静かな公園によく響く。








「アタシはっ…喜ぶ舞花の隣りで笑うふりして、ずっと嫉妬してたの!」






うっすらと、よっちゃんは目に涙を浮かべていた。




その姿さえも見たくない。





親友を泣かせてまで、一哉を…





親友のよっちゃんと、





大好きな一哉。





―どっちを取る?―



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