明日は君と
「…ありがとうございます」
「いや、怪我したのはこっちのせいだから。これくらいしないと…………………………というか変な所にボール投げたのアイツじゃねーか。アイツのせいじゃん!」
「…?」
何を言ってるのか良く分からなくなって私は首を傾げる。
「おーい、大丈夫か~?」
「っ早く来い!!」
「ボール拾いに行ったにしては遅いな~と思って迎えに来たぞー」
向こうからもう一人誰かがやって来る。
「お前の投げた球で怪我人が出たぞ!」
「え?ゴメン何言ってるか聞こえないー」