恋
「話終わりましたか?」
俺が仁志の部屋に向かってると、仁志は壁にもたれるように座って俺を見上げてた。
「わっ、んだよそんなとこに座り込んで」
「話中遮るのは申し訳ないと思いまして……」
「お前が、深晴ちゃんに謝れって言ったのか?」
深晴ちゃんが誰かに言わされてるような感じはしなかったけど、タイミングよく仁志がいるので、なんとなく疑ってしまった。
「深晴の意思だよ…俺はなんも言ってねーよ」
「そっか……なぁ、」
ピンポーン♪