英の弟ね……


「おら、いくぞ下に」


「ああ…」


明らかに、深晴の事を好きそうな顔しやがって…


「叶、おばさんにありがとうって言っといて」


リビングに着くと、深晴ちゃんと叶が、隣どうしでソファーに座っていた。


かなり、くっつく感じで。



ムカつく、いくら英の弟だからって兄の彼女にくっつきすぎだよな。



「りょーかい、仁志さん、うち来ません?母さんが一緒にご飯食べようって」


「いや、俺はいーや、遥汰いるし」


「じゃあ深晴は?」


そう訪ねられて、一瞬深晴ちゃんはビクッとした。


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