ニコニコ笑ってるお母さんはどこにもいなかった。


いたのは、青ざめた顔をしたお母さんだった。



「どうしたの?そんな顔して」


「…深晴、ちょっとそこに座って」


「うん、ねぇどうしたの?」


私は、ソファーに座りながら聞いてみた。



でもお母さんは黙ったままだった。


「お母さん?」


「深晴、落ち着いて聞いてね…実はね、」






お母さんが言ったことで、私は頭のなかが真っ白になった。



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