深晴ちゃんが部屋に戻ってから俺らは、漫画読んだり、雑誌よんだりゲームしたりとダラダラしていた。


ダラダラしていると時間はあっという間にすぎ、もう夕方の5時だった。


「飯、俺が作るよ」


「サンキュ、何作ってくれんの?」


仁志が夕飯を作ってくれるのことで、献立を二人で考えていると、深晴ちゃんの声がした。


「叶、ごめんね、さっきは…お裾分けしてくれたケーキ、美味しかった」


「いや、大丈夫、母さん喜ぶよ、美味しいって言ってもらえて」


仁志の部屋は窓が開けっ放しだから、外の声が丸聞こえだった。



「じゃあね、、」


「明日学校一緒にいかね?」


「うん、わかった」


「じゃあ迎えにいくから起きてろよ」


「うん」



明日学校に行く二人を勝手に想像して、一人でイライラしていた。



「買い出し、深晴と行ってこい」


「は?深晴ちゃんがいやがるだろ?」


「任せとけ!」



そう言って、仁志は深晴ちゃんの所に行った。


俺は、出かける用意をしながら仁志を待った。
< 21 / 31 >

この作品をシェア

pagetop