生涯愛した人へ
「そろそろ帰ろっかな…。」
私は祐希に下まで送ってもらい家まで1人で歩いていった。
その間も決して離れない私の運命……
変えられるのなら変えたい………
すごく簡単なことのはずなのに、
実行しようとするとどうしたらいいか分からないの……
変えたいよ……
お願いだから………
「着いた…。」
いつの間にか家の前に来てた私。
「ただいま〜」
「あっ!
おかえり美空。」
いつもと変わらないお母さん……
私の“運命”を話したらどんな反応する?
変えられないんだって言ったら受け入れる……?
私は晩ごはんはいらないと言って自分の部屋に入った。
ベッドに仰向けになって寝転がり、写真を眺めていた。
4人で笑ってpieceしてる。
あの時はまだ自分の運命を知らなかった。
人は簡単に変わっちゃうんだね……
明日からみんなに察知されないようにしなきゃ!
私はそのまま深い眠りについた…………