生涯愛した人へ
。*第3章 祐希の元カノ*。
-三原奈央の存在-
あれからいつものように時は過ぎていきいつの間にか2年になっていた。
祐希との交際は今でも順調。
たまにケンカするけど、
すごく仲はいい。
「美空〜!
他クラスの男の子からまた呼び出しー!
もちろん別の人だよ。」
相変わらず毎日呼び出される私……
最近ホント疲れる……。
彼氏いることはみんな知ってるのにさ………
「はぁ……
いい加減疲れた……。」
めぐが私に駆け寄ってきた。
祐希と直人クンはクラスの端で大勢の友だちと喋ってる。
引き止めてくれたらいいのに………
彼氏なんだからさぁ。
「美空…大丈夫?
顔色悪くない?」
「大丈夫。
毎時呼び出されたら疲れるし……。
まぁいいや。
めぐ、行ってくるね?」
めぐは出入り口に向かう私に小さくガッツポーズをした。
めぐだけだよ……
私の事心配してくれるのは。
屋上に行くと1人の男の子がもじもじしながら私を見ていた。
1年か……。
1年の女子はみんな真面目チャンだらけらしく、メガネにスカートは必ず膝下。
私たちじゃありえない。
まぁこの高校頭いい人しか入れないからな…。