生涯愛した人へ
-3対2-
私たちは屋上に来た。
さっきはぎりぎり先生が教室を出て行った後だったから見られずにすんだ…。
でも私は…
もう2度と癒えない傷を負わされた。
「私、三原さんの言うとおりこの世にいなくてもいい存在なのかな?」
「そんなことない!
少なくとも私はいっぱい美空に助けてもらった。
だから、いなくなってなんて思わない!
いつまでも美空は私の心友でお姉ちゃんだよ!!」
めぐ……
ありがとう…。
めぐにそう言ってもらえるのはすごく嬉しいけど、
どうしても癒えてくれないの…。
私の“心”が………
「私、飲み物買って来る!
美空何がいい?」
「う~ん・・・
じゃあ炭酸でいーや。」
「了解!!」
そう言ってめぐは屋上から出て行った…。
めぐが出て行ってから、
なぜか私は屋上の柵を越えていた。
これ飛び降りたら死ねるかな…?
事故で死ぬ前にここで死んでも一緒だよね?
段を上り、
下を眺め1歩を出した!!!