生涯愛した人へ



「やっぱり飛び降りようとしてた。」




えっ?
慌てて後ろを振り向くと直人クンとめぐが立っていた。



めぐは血相を変えて……



直人クンたちが私に近づいてくる。



「お願いだから来ないで!!

私は邪魔な存在だから…。
祐希は三原さんを選んだんだよ?

1番毒はかれたの私なのに、
祐希は私に謝れって言った。

信じてって言ったのアイツなのに……

どうして…うっ…ふぇっ……」



「美空…。」




めぐが私を心配そうに呼ぶ…。



ゴメンね?
私はめぐも巻き込んじゃったんだ…。



「でもね?
私、決めたの…!

三原さんといることが祐希の幸せなら応援してあげようって…。

私は祐希たちのお邪魔虫だから消えようって……」



「それがアイツの幸せか分かんねぇだろ?

だったら逃げずに前見ようぜ…。

クラス…戻ろう?」




直人クンの温かい言葉に涙が止まらなくなった。



私、
いつからこんなに涙腺弱くなっちゃったんだろう…?



でも今は悲しい涙じゃなく、
嬉し涙だね…。

私、
いい友達持ったな……(泣)



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