生涯愛した人へ



学校から帰る時、
めぐと直人クンはデートらしく私は1人で帰ることになった。




帰り際、
三原さんと祐希に会ってしまった。



「あっ……」




マズイと思ったときには遅く2人に気づかれてしまった。



最悪……
早く帰りたいのに~…



「あれ~?
白川1人なんじゃん。

可哀想にねー。」



「うるさい。
あなたに私の何が分かんのよ。

ラブラブ中なんでしょ?

さっさと行けば?」




私早く帰りたいんですけど~

さっさとそこどいてよ。



祐希は私を見ようともしないし。



もう他人なんだし私に関わらないでよ…!



「行けないんだよねー。
あんたさ、ホントに存在自体ウザイし~?

痛い目見ないと分かんないみたいだね。

またいじめてほしい?」




はっ?

何でコイツが知ってんのよ。


どうせ祐希が喋ったんだろうけど…。



「阪田くんが喋ったんだ?」



< 141 / 203 >

この作品をシェア

pagetop