生涯愛した人へ
お母さんたちにも話してみよっと。
「奈央〜!」
遠くから祐希が奈央を呼び、奈央は乙女の顔になって走っていった。
また私1人……―――
相変わらず私は毎日呼び出されているが全部断っている。
傷つけるのイヤだしね…。
そして、私はまた、
あなたの大好きだった空を見上げる……。
私はもう二度とあなたにキモチを伝えることはできないんだね………
辛いけど私、2年の時にちゃんとけじめつけたから……。
忘れるって決めたのに…
どうして人はいざという時にできないんだろう?
私はどれだけあなたを想えばいいの…?
あの時から私の時間は止まってるの………
どうしたら忘れられる…?
どうしたら楽になれる…?
どれだけ苦しんだらいいの…?
私のせいだから、
だから、
神様は
私を殺すのですか…?
生きていることは許されないの…?
もっと生きれるのなら私は間違いなくあなたに本気でぶつかっていた。
でも私はもう………
生きれないの………。