生涯愛した人へ
私は自分の部屋に行き、鞄だけ置いてリビングに向かった。
リビングのイスにはすでにお父さんとお母さんが座っていて、私は2人の向かいに座った。
お父さんもお母さんもベタベタしている。
話してもいいよね…?
「お父さん…お母さん…」
「どうしたのよ〜?
そんな真剣になっちゃって♪」
「実はね……
私、多分もうすぐ死ぬと思うの……。」
一瞬にして2人が驚いた顔を見せる。
「まさかー!
何いってんだよ。」
「ホントなの…。
いきなりで信じれないと思うけど、このことはね?
1年のころから分かってたの…。
毎日予告するかのように、私の夢で見せつけてきてね?
それに最近感じるの…。
自分の最期が近づいてるような感じが………」
「それホント……なの?
信じれないよ……。
今も目の前に存在してるのに、あと少しでいなくなるなんて!」
私も信じれなかったよ…?
でも最近イヤというほど夢の回数が増えてるしすっごく予感がするの…。
確信は無いけど、
でも90%は当たってると思う……。