生涯愛した人へ



朝……

目が覚め制服に着替えて下に降りようと階段に行くと、

なぜか祐希とお母さんが話している声が聞こえた。



「祐希くん……
あの子はホントに事故にあって死んじゃうのかしら?

毎日、元気なあの子が……ホントに私たちの目の前から消えちゃうのかしら……(泣)」




泣いてる……。


私、心配させちゃったな………



これなら言わなきゃよかったな……。



「美空の言ってることはきっと現実になるでしょう。

実際に僕も見てたんですよ……。

美空の言っていた事故の夢………

全く同じだったんです。

まるで予告するような感じで……」



えっ?

祐希も見てたの…?

こんな偶然……あるのかな?



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