生涯愛した人へ
「何か恋人繋ぎってカレカノって感じだよね♪」
校門を出た所ぐらいで私は言った。
「だってカレカノじゃん?(笑)」
「そだねっ」
何だか嬉しいな。
この空気がっ
すると祐希が家と逆方向に進んでいった。
「祐希〜?
どこ行くのー?」
「雑貨屋。
安物しか今の俺には買ってやれねぇけどさ…。
指輪、てかペアリング?
買おうと思って。」
「えっ?
私に買ってくれるの?」
「当たり前。
美空は俺のモノっていう証にな(笑)」
祐希……
ありがとう。
こんな私のためにペアリング買ってくれるなんて………
なんか感激しちゃった!
「ここ。」
しばらくして私に言った。
祐希の指差した方を見ると、小さいけど可愛い雑貨屋さんがあった。