生涯愛した人へ
病室に着いてからも俺は自分を責め続けていた。
美空のおじさんおばさんも泣き叫んでいた……。
俺はどれだけ周りのみんなを傷つけてるんだろう………
美空までも、
俺は傷つけた……!
その時、
病室のドアが勢いよく開かれめぐと直人と奈央が入ってきた。
「美空!!
ねぇ、美空!!
目開けてよ……。
またあの笑顔見せてよ…。
私たち、永遠に友だちでしょ?
祐希とだってまだ始まったばっかじゃん…!
まだ幸せ掴んだとこじゃん…!
ねぇ美空……
また笑顔になって帰ってきてよ………」
めぐ……
悪ぃ…
俺が殺したも同然なんだよ……。
目の前で引かれていく美空を黙って見てたんだから………
「祐希…!
美空は……助かるの?」
「美空は……
もう……ダメなんだよ……
今日中に亡くなるだろうって……っ(泣)」
最後の方が少し震えてしまった……。
俺、
美空のアラームが鳴ったら……
どんな風に送り出してやれるんだろう……?
コイツがいなくなった後、笑えてるのかな……?
考えただけで苦しくなるよ……。
美空……
みんな待ってるから、
帰ってこいよ………