生涯愛した人へ




「祐希だよ……。

孝ちゃんのうしろに立ってる金髪の人………」




言っちゃったよ……。
祐希迷惑だったかな…?



「えっ…?」




ほら。
やっぱり困った顔してる。

私じゃダメなんだ…。



私じゃ祐希と釣り合わないよね。




辛いけどこれが現実なんだ……




「コイツか……。

祐希とか言ったよな?」




「あ゙?
そうだけど?」




「宣戦布告だ。

俺は美空を諦めるつもりはない。

お前も逃げんじゃねーぞ!
どっちと付き合ってもらえるか勝負だ!!」




「はぁ?

何かよく分かんねーけど俺は逃げねぇ!

堂々と受けてやろーじゃん!!」




「ふっ

じゃぁな!

美空!」




そう言ったかと思うと孝ちゃんはD組の教室から消えていった。


何だかよく分からないけど大変な事になりそう……。









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