生涯愛した人へ
ー3年前ー
私たちは中1だった。
私と孝ちゃんが出逢ったのは中学の入学式☆
先に声をかけたのは私だった。
初日から周りはもう友だちグループができていた。
私もその内のあるグループに入っていた。
その時はいじめなんて想像もできなかった。
あまりにも幸せすぎて
私はその時それが当たり前のように思っていたのかもしれない………
入学式が終わり教室に入ると私は自分の席についた。
その時隣の席だったのが孝ちゃん。
孝ちゃんも祐希と同じで
空が大好きだった。
毎日寝ながら空を見上げていたの。
「何してるの?」
私が初めて孝ちゃんに話しかけた時。
孝ちゃんは秀才でみんなからすっごく好かれてた。
でも彼自身は人と関わる事がニガテみたいでいつも自分の席に座っていた。
「空を見上げてるんです。」
「敬語で話すのやめてよ★
私は白川美空♪
あなたは?」
「俺は……
滝川孝一…。」