生涯愛した人へ
ピリリリリっ♪
あれ?
私のケータイだ……
「美空のケータイだろ?
メール?」
「うん……。」
制服のポケットからケータイを取りだしディスプレイを見た。
“孝ちゃん”
「誰から?」
「孝……ちゃん…」
答えた瞬間祐希の顔色が変わった気がした。
私への嫉妬心じゃなくてきっと敵視してるだけかな……
「あっそ……。」
そっけな…!
とにかく内容見なきゃ!
私はケータイを開きメールの内容を見た。
Dear☆美空
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よっ!
今日さ時間あったら
放課後図書室来い。
あと祐希ってやつに
明日放課後屋上で勝負
だって言っといて。
じゃあね!
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From★孝一
「えっ?
明日?!
しかも今日図書室って…。」
「アイツ何て?」
いつの間にか祐希が私の手元のケータイをまじまじと見ていた。
「キャっ!
ビックリしたー。
孝ちゃん……
明日放課後屋上で勝負だって。
私今日放課後に図書室来いって……
はぁ…………」
どうしよう……
2人っきりで図書室なんて気まずいよー………