生涯愛した人へ



「で?
お前放課後図書室行くの?」



「えっ……?
何で?」



「いや。
別に……〃〃」




一瞬祐希の顔が赤くなった気がした。



でもきっと私の勘違いだよね……


だけど気にしてくれたんだったら何か嬉しい……♪



「美空。
そろそろ授業終わるし帰るぞ。

HRは出なきゃさすがに職員室に呼び出しくらうだろうしな……」



「そだね。
帰ろっか!」




ギィ〜




教室に帰るまでの間……



……………………



何で祐希喋んないの!

気まずいじゃん。


どうしよー!!




キーンコーンカーンコーン♪




やった☆
ラッキー!


チャイム鳴った♪




次第に廊下も人で溢れていく。


そのど真ん中を私と祐希が肩を並べて歩いているからかみんなが私たちを注目した。




"あの阪田祐希ってやつウザい。"



"何で俺らの美空ちゃんと一緒にいるんだよ!"




誰に何言われようとお構いなしの祐希……



祐希……
さすがにそんな態度とったらヤバいんじゃない?





私がイヤな予感してきたし……><







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