生涯愛した人へ
両腕を強く掴まれ孝ちゃんが1つずつシャツのボタンを外していく。
このままじゃホントに犯されるよ!
何とかしなきゃ…!
頭の中では分かってるのに体がいうことを聞いてくれない。
どんなに手足をばたつかせても何の抵抗にもならない。
まるで体は欲望の固まりみたいに孝ちゃんの体を求めてる……。
イヤだ!
初めては祐希にあげたかったのに……
その時………
ポタッ
私の頬に冷たい何かが伝った。
「泣くほどイヤなのかよ……。
はぁ。
やっぱ俺はアイツに勝てないみたいだな。」
孝ちゃんに言われ頬に手を触れると冷たい雫が手についた。
涙だった………
孝ちゃんは私の手首を離した。
その瞬間全身から力が抜け地面にしゃがみこんだ。
まるで何かに取りつかれていたかのように………
とその時…………
ガラッ