生涯愛した人へ
-4人のキモチ★-美空・祐希side☆
あれから長い沈黙が私たちの間に流れた。
最初に耐えきれなくなったのは、祐希の方だった。
「美空にも好きな人とかいるわけ?」
えっ?!
急に話し出したと思ったらいきなり恋愛系かよ…。
まぁでも、絶好のチャンスだよね?
今言わなきゃ二度となさそうだしね。
「うん。
いるよ……。」
最後の方が声小さくて聞こえなかったかな?
でもこの声伝わってたら超嬉しいんだけどなぁ。
でもなぜか、
祐希の顔はどんどん暗い顔になっていった。
あれ?
私何かマズイこと言ったっけ……?